詳細なプロフィール(5)
資格取得挑戦時代
再就職、独立、いずれにしても、自分には「知識」が足りない・・・
この頃私は、これまでで最も「勉強がしたい」という衝動に駆られました。
当初は公務員を目指すそぶりも見せていたのですが、
仕事で直接役に立つ知識を得たいと思い、資格を取得する準備に取りかかりました。
いろいろ調べるうち、興味を持ったのは行政書士と司法書士です。
試験まで3ヶ月ほどしかなかったのですが、やれるだけのことはやってみようと思い、行政書士取得に向け勉強を始めました。
しかし法律の勉強は初めてで独特の用語や言い回しに、とても苦しみました。
結局3ヶ月ではまともな勉強ができず、この年の試験は失敗に終わったのでした。
この年の末頃より、勉強と平行して、アルバイト生活を始めました。
印刷所、税務署、広告代理店・・・
特に、都内中央区入船にあった広告代理店では、約1年半にわたりお世話になりました。
当初は、日野のアパートを引き払って山梨・石和の実家に戻ることにしていたので、短期間の予定で応募したのです。
しかし、期間を延長してもらい、なんと、実家に戻った後も、実家から週3日程度のペースで都内中央区まで通うという奇行に出たのでした・・・!!
働きやすく、勤務時間の融通がきき勉強と両立しやすかったうえ、しっかり交通費も出していただけたので・・・
JR中央線の普通電車や通勤特快などを乗り継ぎ、片道約3時間半!
ある意味変態です・・・
今、当時と同じことをやれと言われても無理・・・いや、意外といけるかも!?
職場ではとても個性的なメンバーと仕事をすることができ、様々な刺激を受けました。
行政書士の勉強に関しては、資格予備校に通いながら本格的に勉強に取り組みました。
この当時、試験制度や出題内容が一部変更となり、勉強不要となった分野がある一方、新たに対策を練らなければならない分野もあり、苦労させられました。
予備校も手探り、私も手探り。
それでも「どのみち法律初心者だ!」と開き直り、やるべきことに集中して取り組むようにしていました。
地元・山梨に戻っての受験。
手応えはまずまずだったのですが、試験制度の変更の影響で、前年より合格ラインが上がったらどうしよう・・・という思いに苛まれました。
そして合格発表の日。
県庁前の掲示板で、自分の受験番号を発見・・・!
この年の県内合格者は(記憶が正しければ)9人。周りに掲示板を見る人影なし。
声に出すのが少々はばかられたので、心の中で「よっしゃあああ!」と叫びました。笑
あの時の嬉しさは忘れられません。